2019年8月の大学設置基準改正により、「学部等連係課程」が制度化され、「大学が自らの判断で機動性を発揮し、学内資源を活用」して、新たな「学位プログラム」を設置することが可能になりました。本学でも第三次中期計画に基づき、本学の特長を活かした新たな学位プログラムの設置に向け、検討を開始します。本セミナーでは、学部等連係課程の制度概要や設置申請に 向けた一連の手続き等についてご講演いただきました。

　大学設置基準等の一部を改訂する省令等は2022年9月30日に公布、同年10月1日から施行され、学修者本位の大学教育の実現に向けた大きな改正として注目されました。

　この度は、2023年度に本学にて実施したFD?SDセミナー「設置基準改正に伴う対応を考える」の第二弾として再び宮林氏をお迎えし、主要な改正事項とその対応のポイントを詳しくお話しいただきました。

　2025年度から始まる第4期認証評価は、学習成果を基軸に据えた内部質保証が重視され、個々の学生が身につけた能力（学習成果）を把握するとともに、大学においては、日常的に教育課程?教育方法の改善?向上につなげることが肝要となります。
　この一連の自己点検?評価のプロセスをあらためて認識するとともに、第4期認証評価において新たに導入される「学生からの意見収集」「学外ステークホルダーインタビュー」を含め、大学が対応すべき事項やそのポイントについてお話しいただきました。

　ChatGPTの登場以来、生成AI技術が急速に発展し、高等教育機関における活用の可能性が大きな注目を集めています。本セミナーでは、大学事務業務における生成AIの効果的な活用方法や導入事例について、大学DXの先進的な取組で知られる東北大学において事務業務へのAI活用を牽引されている鈴木翔太氏に具体的な事例を交えてお話しいただきました。
　本セミナーを通じて、本学における適切かつ効果的な生成AI活用の在り方を教職員が共に模索し、今後の教育?研究?業務の質的向上につなげることを考える時間となりました。

　生成AI技術の発展に伴い、高等教育機関においては、その活用が大きな注目を集めています。この度は、関西大学の岩崎千晶先生をお招きし、大学教育における生成AIの効果的な活用方法や学術的誠実性の確保、著作権問題など、教育現場への導入時に考慮すべき課題について、具体的な事例を交えてお話しいただきました。
　セミナー当日は、大学の教職員のみならず、本学園教職員も複数名の参加がありました。生成AIを通じて、教育?学習にどのような変化が訪れるのか、共に考える貴重な時間となりました。